2013年3月11日月曜日

森は生きているの演奏

2013/03/14(木)

「fanfare」
渋谷7thFLOOR
open 18:30 / start 19:00  
adv ¥2300/door¥2800+1D

出演・森は生きている、宇宙遊泳、前田真吾(birds melt sky)×近藤康平(ライブペインティング)×百瀬巡


2013/03/16 (土)
「森の集い」
中神 ジャズドロップ
6時半頃からレコード回し始めます。
出演 : 森は生きているの人たち
DJ : 東京シャイネスボーイズ
 誠におこがましいのですが、ひっそり森の集い。チャージは無し。6時半頃からレコード回し始めて、頃合いみて森の人たちが演奏をはじめるような感じになる予定。ラウンジ、モンド、アーリーミュージック、スピリチュアル、アフロ、ソフトロック、ブラジル、岡田と増村のエゴにまみれた素敵なDJタイムもあります。もちろんアナログ中心のセレクト。
 ご飯もお酒もおいしい、中庭のある素敵なお店です。いつもお世話になっている人も、ご無沙汰の人も、興味の無い人も、是非ぜひ。立川から青梅線ですぐです。


2013/03/29 (金)
下北沢 mona records
open 18:30 / start 19:00 
adv ¥2300/door¥2800  
出演 : 森は生きている、入江陽、etc...  


2013/04/05日(金)
『Gellers presents 咲きっぽ』
 東京・国立LIVERPOOL
open 18:00 / start 19:00  
adv ¥2500/door¥3000  
出演:森は生きている、Gellers、どついたるねん、VIDEOTAPEMUSIC 


2013/04/24(水)
「fanfare」supported by WAIKIKI RECORD
渋谷7thFLOOR
open 18:30 / start 19:00  
adv ¥2300/door¥2800+1D 
出演: 森は生きている、ワンダフルボーイズ 、MILKBAR
DJ:坂本陽一(ELEKIBASS / WAIKIKI RECORD)


2013/4/26 (金)
Range life8 
南池袋ミュージックオルグ  
出演 : 森は生きている、ランタンパレード、samoedo、and more...


2013/05/18(土)
「ぼくら、20世紀の子供たちの子供たち」
三鷹おんがくのじかん
昼の部 open 13:00 start 14:00
夜の部 open 18:00 start 19:00 ※昼/夜入れ替え制
adv(1ステージ)1500円 + 1order
出演 : 森は生きている、失敗しない生き方
http://bar.towntone.com/2013/05/18.html


ご予約はこちらまで → moriwaikiteiru2011(a)gmail.com

2013年3月4日月曜日

Jim O'Rourke - Despite The Water Supply

 たまには7inchを


 Jim O'rourkeの2008年作。イギリスの音響レーベル「Touch」よりアナログオンリーで発売された。
 
 「Touch」の7インチシリーズにはミュージシャンに対して面白い制約を掛けている。ひとつは、音楽は非デジタル環境において制作する。もうひとつは、リスナーがRPMを決めるということ。すなわち33回転でも45回転でも再生可能ということ。

 オルガンや生楽器たちが気持ちよく軋み合うミニマルなドローン作。

 とあるブログでジムさんのこの作品について興味深い事が書かれていたので、こっそり失敬させて頂く


 ''私は全てがやり尽くされ前衛が消え去ったあとの音楽の世界で何が出来るのかを、オルークの音楽を通して確認してみたいと思い続けている。冷笑的な態度で過去の音楽のパロディに走るのでもなく。既成の音楽形式に乗っかって「日常のかけがえなさ」に逃避するのでもなく。多様性の陳列に安定を求めるのでもなく。進歩史観としてのモダニズムに逆行するのでもなく。過去の音楽における実験をたどり直しながら、そこに今日的な変化の可能性を見出すことは可能なのかを。''

 うむ僕がJim O'rourkeという1人の男に魅せられている理由は正にここにあると思う。


 Jon Wozencroftによるアートワークも素晴らしい。(写真じゃ上手く伝わらないのがもどかしい...)。

 表ジャケにはこっそり日本人映像作家、牧野貴氏への謝辞が記されていた。

岡田



2013年3月3日日曜日

Red Rhodes - Velvet Hammer In A Cowboy Band

 死ぬまでにどうしても手に入れたいレコードというのが僕には3枚あって、そのうちの一枚を先日ひょんなキッカケでとあるレコードマスターからお借りする事が出来た。自分の欲しい...

 
 名ペダルスチール奏者Red Rhodesの73年作。世紀の超マイナーカントリーレーベル「カントリーサイドレコード」から発表された全ラインナップ2枚のうちの1枚。
 
 60年代頭よりプロとしてのキャリアをスタート。同じ時期に出てきた同業者Pete Drake同様、当初はオーソドックスなカントリーを演奏していたが、60年代後半から70年代頭にかけ、The Byrds、Carole King、The Carpentersなど主に西海岸のカントリーロック、SSWなどのセッションワークで引っ張りだことなる。面白い所だとソフトロックの金字塔The Millennium「Begin」B面2曲目で彼の演奏が聴けたりする。
 とにかくその歌い手を包み込むような演奏には当時から定評があり、歌伴奏をさせたら彼に敵無しである。
 セッションワークでの個人的にお気に入りのトラックはJames Taylor「Sweet Baby James」収録「Any Where Like Heaven」と、Bart Janschが西海岸に渡り録音した「L.A.Turnaround」収録の「Travelling Man」での演奏。「Anywhere Like Heaven」は僕自身ペダルスチールを買うキッカケになった曲のひとつだったり。

 楽器というよりむしろマシンといった方がしっくりくるスチールギターを操る人々のレコードはどれも技術屋的香りがして面白いものが多い。古くはSpeedy WestやAlvino Reyなんかは50年代後半とかなり早い段階で従来のポップスにはみられないスペーシーでエフェクティブなレコードを作っていたり、名手Pete Drakeはトーキングモジュレーターをロック界に持ち込んだ張本人だったり。スチールギターの可能性を飛躍させたDaniel LanoisはBrian Enoのアンビエント、音響作品たちを陰で支えた。最近だと高田漣さんのソロ作なんかはセッションワークからは想像もできぬほど実験的なものが多くて面白い。


 さて本盤もそんな実験精神に富んだ一枚。師の数少ないソロワークの中でも、半ば自主制作のような小さなレーベルから発売されたためひと際数が少なく、「ギガレア盤」としてマニアの間で取引されている一枚。僕のように血眼で探し求めているスチール弾きも少なくないはずである。

 テープ編集を駆使したエフェクティブなカントリーロックとはもはやポストロック世代を通り越したオルカンとでもいう方がしっくりくるようなサウンド。特にB面1曲目ベースのメロディ弾きから徐々にドラマチックに展開していく様はさながらTortoiseのようである。
 
 しかしながらこのレコードの良さは、スチールものというと実験精神に富んでいて、演奏も抜群によいものが大多数であるが、肝心の楽曲が何とも言えないものも多いなか、こちらは楽曲の質がどれも粒ぞろいであるという点。

 長く聴いてきたい一枚。

 
 にしても本当に難しい楽器である。足も指も足りない。

岡田