2012年10月8日月曜日

Marc Benno - Minnows

10月も早々1週間が過ぎ去ってしまいました。

大学3年僕はこの冬から就活の時期になり、なんだか身の回りの事にについて考える事が多くなってきました。

今日もバイトだったのですが、とあるお客さんに挑発的なことを言われさすがに腹が立ち大人げなく乗っかってしまい店長にこっぴどく叱られてしまいました。きっと「僕は悪くないのに...」って言うのが社会に出るとどんどん通用しなくなるんだなと思い、「なんだかやるせないなあ」なんて中学生みたいな事を考えていました。当たり前の事なのでしょうが...

世界有数のサービス大国、経済大国は働き手の人権を無視して成り立っていると思い、なんだかこの国の自殺率なんかを見ると本当に滑稽に思えます。生真面目な民族故のなんたらなんでしょうか...

まあしかしそんな事はどうでもいいです。僕はたとえそれが通用しないにしても自分に正直に生きたいと思います。

最近のお気に入りの言葉で「武士道とは如何に死ぬ事と見つけたり」というのがあります。先日ペダルスチール奏者の駒沢裕城さんにお会いする機会がありまして、その時頂いた言葉なのですが、商業的なものからは離れて我が道を、前人未到の地を切り開こうとしている方が言うととても深みを感じました。


そんな事を考えながら庭で煙草をふかしていました

Marc Bennoの「雑魚」というレコードを聴きながらです。

僕の大好きなJesse Ed DavisやClarence White、面白い所でソウル畑のBobby Womackなんかも参加しています。

スワンプの名盤という事ですが、泥臭い南部ロックというよりは繊細で内省的な音を聴かせてくれます。当時の若手のミュージシャンが集まって作った作品。若者たちのエネルギーは半世紀近く経った今でも力強く感じます。
きっと彼らは小指の爪ほどの迷いもなくこの世界に飛び込んで行ったんだろうなあ、なんて想像してしまいます。

そして「Minnows」を当時「雑魚」と訳した日本人もなかなかセンスを感じます。「雑魚」を世間的に価値のない魚というなら、世と別の次元で桟橋に腰掛け音楽を作っていたMarcもその1人なのだろうし、僕自身もその仲間に入れてもらいたいものです。

岡田





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